食と観光の新たな領域を切り開く。

日本フードツーリズム学会

Biography

2020.06.01
日本フードツーリズム学会新会長の挨拶
こちらをクリックしてください JFTSご挨拶.pdf
2020年度通常総会を経て、中村忠司(東京経済大学)が会長に就任しました。
2018.01.10
日本フードツーリズム学会名称変更、会則
2015.04.01
日本フードツーリズム研究会研究会規約発表
2015.04.01
科学研究費の成果発表コーナー開設
2010.08.01
フードツーリズムサイト開設(バージョンⅠ)
2010.05.18
フードツーリズム序論発表:尾家
2009.08.28
フードツーリズム研究グループ発足
2009.03.25
観光&ツーリズム:大阪観光大学観光学研究所報第13号発表
特集「フードツーリズム」
2008.09.11
フードツーリズムセミナー第1回開催
2007.07.29
大阪外食産業協会と共同研究実施.

ご挨拶

2020年6月1日


日本フードツーリズム学会は、その前身であるフードツーリズム研究会から数えると今期で12年目を迎えます。長年この学会を牽引されてきた尾家先生から、今回私が会長を引き継ぐことになりました。

新型コロナウイルスの感染拡大の影響により世界の観光は大きな打撃を受けています。多くの外国人観光客が寿司やラーメンを食する目的で来日するフードツーリズムも、残念ながら回復するには多くの時間を要するでしょう。また日本では安心・安全が無料のサービスとされてきましたが、今後それを維持するコストは食事料金に加算されるかもしれません。ホスト側だけでなく、ゲスト側にもきちんとした責任が求められ、どちらも自分だけが良ければという考え方は通用しなくなります。ただそれは本来あるべき姿でもあります。

学会では昨年度から複数の会員による研究への助成事業を始めました。今期も2件の研究会が採択されています。2月には第3回研究大会が大阪産業大学(梅田サテライト)で開催がされる予定です。そのほかにも視察やセミナーなど会員が情報交換し合える場を提供していきます。

食は、激しい競争状態にある国際観光の中で、国や地域の強いアイデンティティを示すマーカーであり、今後もその強さは変わりません。フードツーリズムの研究を通じて観光研究の発展、そして日本の観光促進に少しでも貢献していきたいと考えています。

今後とも、本学会への積極的なご参加やご支援をよろしくお願いいたします。


日本フードツーリズム学会会長
東京経済大学コミュニケーション学部教授
中村 忠司